目次
ぬちぐすい診療所
2021年3月から携わっていたぬちぐすい診療所。南碧想庵様の設計に基づき施工させて頂きました。
当初は、八重山そば屋を営む予定だったという赤瓦の沖縄らしい木造平家の戸建てを、施主様の希望でレトロアンティーク調へと変えるために木の壁をひたすら研磨して自然塗料のオスモを塗っていくという作業もありました。
もともとは無垢であった壁を塗料がしっかり載るように研磨していきました。
木を着色し、建具・家具等を製作する作業は、通常のように製作工程を進めていくよりも乾燥時間がかかる為、いつも以上に綿密な工程表を組み、工期に間に合うようにと職人一人一人につき一つの物を製作してもらう方法をとり、丁寧で尚且つ迅速に作業工程をこなしていきました。
3枚のスライドドアは、既製品のように見えますがゼロから製作。同じものは一つと無いアンティークガラスを嵌め込んでいます。
施主様の想いと、南碧想庵様の設計の素晴らしさにより、当初のイメージからは想像もつかないような素敵な診療所になり、宮良木工所として携われたことをとても嬉しく思います。